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SS 未来について

2013.09.09 (Mon)
東京五輪!!!


゚+。゚☆キタ──*・゚・( ゚∀゚ )・゚・*──!!☆゚。+゚



まさか生きてるうちに日本にオリンピックが来ようとはっ


7年後ですよ!


7年後…なにしてるだろ?


てかコミケとかどうなるんですかね?(*゚Д゚)


……こういうことを気にしているあたりwww


気分が盛り上がっているうちにざかざかss書いたので!朝五時から!アホだよ!(・∀・)ウン!!

よろしければどうぞw







『 未来について 』





『2020年のオリンピック開催は東京に決定です────!』
「やった!」
 思わず声を上げてこぶしを叩き、それまで息さえつめていた自分に今頃気づいた。
 テレビの画面からは興奮したアナウンサーの声が響いている。繰り返し2020年のオリンピックは東京でと次げている。
「すげえな、ほんとに東京でやるのかよ」
 あまりスポーツに興味を示さない宗一でさえ、興奮した様子でいた。
 日曜日、二人そろっての休日の朝。今朝早くに開催地が決まるというので、森永は4時から起きていた。森永が昨夜から騒いでいたせいで、宗一も気になっていたのだろう、彼もまた早々にリビングに姿を見せた。
 眠気覚ましのコーヒーを片手に、二人そろってソファでテレビを睨むこと1時間。
 ついにIOCはTOKYOと書かれたカードを上げた。
『56年ぶり、オリンピックの東京開催決定です!』
「一番有力だとは聞いてたけど、ほんとに来るんだな」
「先輩、興味ないからどこでもいいって言ってましたもんね。でも日本に決まったら、やっぱり嬉しいでしょう?」
 隣から覗き込んで言うと、宗一は頬をやや赤らめながら横目で睨んできた。
 画面から各地の人々の歓声が響く。いっせいに舞い上がる金色のテープ。両手を挙げて歓喜し、叫ぶ人々。繰り返される『トウキョウ』のコール。感激のあまり泣き出す人までいる。
「ほんとに日本でやるんですね」
 森永はしみじみとため息をついた。
「ああ」
「一緒に見に行きましょうね」
「チケット取れんのかよ」
「う~ん…やっぱ抽選になるのかなぁ」
「混んでる場所にわざわざ行くのも面倒だし」
 消極的な様相で言う。けれど、いつものようなはっきりとした拒否の言葉ではない。隣を見ると、宗一にしては珍しく熱心にテレビの報道を見つめている。
「チケット取れたら行きます?」
「……取れたらな」
「絶対ですよ!」
「取れたら、だからな」
「取ってみせます!」
 こぶしを握り締めて鼻息荒く決意する。
 めったにないことなのだ。オリンピックも、デートの承諾も。二人で記念すべきその日を過ごすためなら、運だって根性で引き寄せてやるっ。
 ソファにもたれた宗一は呆れたようにこちらを見て、ふと、小さく笑ったようだった。
「なんです?」
「いや。お前は七年たっても変わってなさそうだなと思ってさ」
「三十路の自分とか想像つかないなぁ」
「今とさほど変わってねえだろ、たぶん」
「たしかに、先輩への愛は変わりませんけどね」
「……んなこと訊いてねえよっ、バカッ」
 不機嫌そう宗一は言って、口元を隠すように肘を突いて顔を背けた。赤くなった耳を見ながら、森永はくすりと笑った。照れ屋で意地っ張りなところは、出会ってからずっと変わらない。7年後もきっと同じに違いない。
「先輩もきっと、あんまり変わってませんね」
「……研究は進んでてほしいけどな」
「……そうやって研究研究って俺をかまってくれないところも変わってなさそう……」
「三十路過ぎてまでかまってほしいのかよ」
 うんざりといった顔で宗一が振り返る。
「先輩が今かまってくれないから、その分未来に持ち越されるんですよー」
 上目遣いに文句を言うと、宗一がため息をつき、ふいに頭を引き寄せられた。
 ぐりぐりと乱暴に撫でられる。
「終わり!」
 一方的に宣言されて、またぽいと放り出された。
「ちょ、なんですかそれ!」
 ぐしゃぐしゃになった頭を抑えながら喚く森永に、宗一はかまってやったと平然と嘯いてくる。いやたぶん、若干からかわれているのだ。
「足りないです!利息分にもなりません!」
「ずうずうしいやつだな」
 面倒そうに言いながら、それでもどこか宗一の表情は愉快そうにも見えた。
 足りない!と子供みたいに騒ぎながら宗一の袖を引っ張る森永自身も、じゃれ付くのを楽しんでもいた。たぶん、寝不足やら五輪決定の興奮やらで二人そろってテンションがいくらかおかしくなっているのだ。
「ガキかよ」
「ガキでいいから甘えさせてよ」
「でかい子供だな」
「膝枕していい?」
 憮然とした顔をしながらも、拒否の言葉はなかったので、ころんと寝転がってひざに頭を乗せた。
 見上げた先に、宗一の顔がある。目が合うと、今頃照れくさくなったのか、宗一は頬を染めて視線をそらした。
 宗一の香りが近くにある。胸がいっぱいになるような愛しい香り。
「せんぱい」
 手を伸ばして頬に触れる。うざい、とすぐに捕まれて除けられてしまった。懲りずに、投げ出された宗一の指をいじる。
「なんか眠くなってきたな……」
「重いっつうの。違法利率じゃねーの?」
「キスで本日分完済です」
「落とすぞ」
「うそうそ!これで十分!」
 無意識なのか、宗一が時折髪を撫でる。巴やかなこが子供の時分、こうしてあやしていたのかもしれない。
 とろとろとまぶたが重い。抗いきれずに目をつぶり、やさしい香りに身をゆだねた。

 七年後も、きっと……。




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