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おとぎ話SS ピーターパン

2013.09.21 (Sat)
 今日は出先でユキちゃんにばったり会いました。



 ユキちゃんとばったり!


 いたでしょう!?(・∀・)アハ


 
 さて今日はおとぎ話シリーズ、もしも兄さんと森永君だったらの寸劇をw


 ハウス食品のアニメ名作劇場は最高だと思ふというわけで追記からどうぞ┏○ペコ




 『 ピーターパン ~そしてS青年は帰ってこなかった~ 』






 


 真夜中に少年が忍び込んできました。まあ、あなたはだあれ。

「だれだてめえ!オレの部屋に不法侵入するたぁ、上等だ!」

 
 僕はピーターパン。影を落としちゃったんだ。君、縫ってくれないだろうか。


「ピーターパンですよせんぱーい!影を落としちゃって、くっつかないんです」


 影を落として泣いているピーターパンのために、ウェンディは針と糸で影を縫いつけてやりました。


「んなわけあるかばかっ。オレは寝る」

「ちょ、そんな!起きてくださいよー!せんぱーい!」


 君ってとても優しいね。

 だって女の子ですもの。

 ウェンディはつんと澄まして得意気に言いました。


「せんぱいってばー!おきてよー!お話しにならないですって!」

「うるせー。さっさと帰れっ」


 ネバーランドには女の子はいないよ。

 まあ、そうなの?ネバーランドってどこかしら。

 三番目の星を左に曲がって、その先まっすぐ行ったところさ!


「せんぱい!もー、おきないと……襲いますよ」

「うっ。……っくそ、なんの用だよ」


 そうだ君、お母さんになってよ!

 私が、お母さんに?

 ネバーランドの子供達のお母さんさ!


「先輩!オレのお母さん改めお嫁さんになってください!」

「……起き抜けになにを言ってやがんだこのボケがっ」


 みんなきっと大歓迎だよ!お母さんにあこがれているんだ。


「ネバーランドの子供達も大歓迎してくれますよ!」


 ウェンディは少し考えて、そうして頷きました。

「知るかっ」

「即答っ!そんなこといわずに、一緒にネバーランドに行きましょうよー」

「いやだねっ」


 だって子供達が待っているというんです。


「ねーねーねーねー」

「しつっけえ!」


 わたしきっと、いいお母さんになれると思うの。


「先輩ならきっと俺のいいお嫁さんに・・・ゴフっ!ひどいっ!ぐーとかっ」

「それ以上言ってみろ。殺すぞ」


 君なら絶対さ!


 ピーターパンは手を叩いて宙返りして喜びました。ティンカーベルも一緒にちかちか光って飛び回ります。その光の粉がウェンディにかかると、ふわりと体が浮きました。


「もー、早くしないと話しが進んじゃうんですって!」

「しらねーよっ!さっさと出てけ!」


 まあ、すてき!


「強情張っても無駄ですよ」


 ピーター!わたし浮いてるわ!


「はぁ?」


 上手いぞ!ウェンディ!


「そーれ、強制的に妖精の粉~」

「わっぷ、けほっ、こほっ、」


 大喜びで部屋中を飛び回るウェンディに、ピーターパンはにっこり笑いました。

「ふっふっふっふ、オレに抗っても無駄ですよっ」

「てめ、この!わ、か、体が、浮く……!」


 さあ!ネバーランドへ!


 ピーターパンが窓の外を指差して、二人は手を取り合って飛び出しました。


「ぎゃー!はなせー!ひとさらいー!」

「はいはい暴れない暴れない。危ないですからねー」



 そうして、部屋の中は空っぽになりました。

 開いたままの窓のカーテンが夜風に揺れます。


 そこから空を見上げれば、たぶん今ならまだ、二人が見えるかもしれません。
 
 
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