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SS price of the strawberry

2014.04.04 (Fri)
 ふと思ったけど。



 ゴムよりも、ローション買い貯めておいた方がよかったんじゃね?森永君www


 なぜか大人レディの皆さまは揃ってコンドームに反応している様子。さすが大人は見るところが違うね!w


 使っても使わなくても、森永君はしばらくイチゴに過剰反応しそう(・∀・)


 兄さんがうっかり「イチゴが食べたい」なんて言ったら大変!ww森永君の妄想がっww


 とか思ったらうっかり書いてしまいました(・∀・)

 
 勢いで書いてたら自分でもなに書いてるのかわからなくなってきたよ!w


 あとで推敲しよ…とか思ったけどそういうことを言い出すとまた倉庫入りになりそうなので勢いのままとりあえず出してみます。

 おかしなところがあっても気にするな!(・∀・)ウン!!

 期待せずによしなにどうぞw






  price of the strawberry








「いちごが食べたい」
 なんの脈絡もなく、先輩が突然そんなことを呟いた。
 オレは思わず、食器洗いのスポンジを落とした。
 振り返ると、先輩はベランダの出窓から雨模様の夜空を覗き込むようにして見上げている。午後から降り出した雨は、夜になっても続いていた。春らしい、しとしとと静かに降る雨だ。
「明日も雨かな」
 先輩が続いてぽつりと言う。
 いやいや明日の天気なんかよりも。なぜ、このタイミングでイチゴ?オレ的にはそこが大事だ。
 だってイチゴと言ったらアレしかないじゃないか。
 つまりそれはお誘いですか?先日買ったイチゴフレーバーのコンドームを使おうっていう?いやもっと直接的にイチゴ味になったオレのアレを食べたいっていう隠喩!?
 先輩の薄い唇に含まれる俺自身が想像される。コンドームを被せたそれを支え持ちながら、必死に頬張るも飲み込みきれない先輩。香りはストロベリーの甘いそれと、すでに零れはじめている精液との匂いが入り混じっている。先輩は苦しそうに涙を滲ませて、上目づかいに俺を見上げ────なんてことはなく、先輩の発言は言葉どおりなのだった。
 オレは小雨降る夜の街を、愛する人のためにイチゴを買いに走った。
 



「なにもわざわざこんな時間に買ってこなくても」
 ガラスの器に盛られたイチゴを見下ろして、先輩は呆れ半分、申し訳なさ半分みたいな、微妙な顔で眉を三角にしていた。
「雨まで降ってるっつうのに」
「オレも食べたかったんです」
 できればイチゴフレーバーをつけた先輩のアレも食べたいです。
 そんな下心はおくびにも出さずに、にっこり笑ってみせる。
 いくらか湿ってしまった服は替えずにいた。どうせもうすぐ風呂に入って寝るだけなのだから。それに冷たいくらいの方がいいのだ。イチゴを買いに行ったのは、勝手に妄想して勝手に熱くなった自分を冷ますための口実でもあったのだから。
 先輩は上目づかいにオレをみあげ、それから難しい顔でガラスの器に盛られたイチゴを眺めた。
「食べないんですか」
「…………ぉぅ」
 促されてようやく、一つつまんでぱくりと食べる。
「甘い」
「よかった」
 全般に甘いものが苦手な人だけど、果実の甘さだけは好む。たとえ無言でも眉間のしわが緩和されているのをみると、きっとイチゴはお気に召したのだろう。口実半分とはいえ、夜中に買いに行った甲斐があった。先輩が喜んでくれるなら、なんだって叶えてあげたい。
 一心に食べる姿を、テーブルの向かいから頬杖をついて眺めていた。先輩はうつむいて黙々とイチゴを食べていて、まるでなにかの草食動物みたいだ。甘い果汁に濡れた唇に、少しだけ不埒なことを考えたりもする。
「お前も食べろよ」
 ふいに目の前にイチゴが一粒差し出された。
 面食らって頬杖を解いたオレに、先輩はつまんだそれを、腕を伸ばしてさらに押し出してくる。
「食べたかったって言ってただろ」
 そんなの、気を使わせないための方便だったんだけど。
 白く長い指先に摘まれた真っ赤なイチゴ。それは白々とした蛍光灯の光に艶々と光っていた。
 ぱくりとそのままかぶりつくと、唇が乾いた指先に少しだけ触れた。
「美味いだろ」
「美味しいです」
答えた途端、先輩の目元が緩んだ。それから次々にイチゴを差し出してきて、出されるたびにオレは口を開けて与えられるままに食べた。
 普段は素っ気なくて冷淡なくらいなのに。時折こんな風に優しくしてくれる。
 飢えた雛みたいなオレは、気まぐれみたいに与えられる愛情に一時は満たされた気分になる。けれどそれは長くは続かず、日によって飢えは余計酷くなるのだ。もっともっとと欲しくなる。
 スイッチは何だろう。甘いイチゴの香りだとか。雨の気配のする夜の時間だとか。珍しく優しい素振りの先輩の、濡れた唇だとか。
 差し出されたイチゴを指ごと含んだ。
びくりとして引こうとした手首を、逃がすまいと掴む。
「……おい」
 目だけ上げると、先輩は眉間にしわを寄せてオレを見つめていて、けれどじっと動かないまま拒否する素振りは見せなかった。
 ゆっくりと口の中でつぶしたイチゴの果汁に、含んだままの指がまみれていく。そこに舌を絡めると、びくりと震えが伝わってきた。それでも逃げない。イチゴのなれの果てを飲み込み、酸味を帯びた甘い指をころがすようにして舐めとる。先輩は僅かに頬を紅潮させながら、ぎこちなく視線を彷徨わせた。硬直した体は、俺になされるがままだ。
 たぶん、雨模様の夜中に買い出しに行かせたことを気にしているのだ。少しくらいなら不埒な真似をされても許容する、けれどあくまで少しだけ。そんな迷いと緊張が伝わってくる。
 どこまで許してくれるかな。
 掴んだ手を強引に引きよせると、押しとどめるように片手でテーブルにしがみつく。ぐっと引き結んだ唇は文句を言わない。
 唇を一度離して、指の根本の方から丁寧に舐めあげる。先輩は舌の動きがくすぐったいのか、時折体を震わせた。
 相手の引け目をいいことに、オレは存分に先輩の指を弄った。唾液にまみれさせてしゃぶり、指の股の方まで綺麗に舐めとってから解放した。
 先輩は肩の力を抜いて、ようやくほっとしたようだった。頬を赤くしてしかめっ面をしながら、それでも何も言わない。黙って残りのイチゴを食べ始める。
 いつもなら即座に反撃の拳が飛んできそうなものなのに。半ばそれを待っている心地になっていた俺は、いやもちろん殴られたいわけじゃないけど、それでも予定のリアクションがこないと拍子抜けしてしまう。
「イチゴ、食えよ」
 肘をついてしばらく様子を窺っていると、向かいの彼はむっつりと怒ったような口調で言った。
「さっきみたいに食べさせてくれます?」
 調子に乗って誘う調子に言ってみると、先輩はますます顔を赤くして目をつり上げて睨んできた。
 俺は笑ってイチゴを一粒差し出した。
「これで許してください」
 べつに何かを期待していたわけじゃなく、冗談のつもりだったのに。
 先輩は迷うようにイチゴを見つめてから、ぱくりとオレの指ごとそれを食べた。
 濡れた舌がちろりと一瞬だけ指を舐めていく。
 先輩の舌が、オレの指を。
 知らず顔が熱くなる。
 驚いているうちに、それはすぐにひっこめらえれてしまった。
 先輩は手の平で口を押えてイチゴを飲み下しながら、なぜか挑むような顔で見返してきた。
「お、おまえ、明日もこき使うからなっ」
 そんな風に言ったのだ。
 
 
 




 雨どいから次々落ちる雨の雫は、逆さまになった町の姿を抱き込んでいた。楕円に伸びるそれに、赤や青のライトの粒が光っていて、なにかに似ているなと思ったのだ。
「いちごが食べたい」
 独り言でつぶやいたつもりだった。
 なのに森永はそれを聞いていて、雨の中わざわざ買いに出かけて行った。
 自分も食べたかった、なんて言ったが嘘なのはわかっていた。
 綺麗に洗って器に盛られたイチゴの山。
 本当はそれほど食べたいと思ったわけじゃない。ただなんとなく言ってみただけなのだ。
 森永の髪も服も雨に湿っていた。季節はようやく春めいてきたばかりで、雨は冷たく、花冷えの夜だった。
オレがイチゴを食べるのを、森永の奴は頬杖をついて嬉しそうに眺めていた。
 こういうとき、愛されていると感じる。
 いやむしろ、甘やかされているように思う。
 両親の不在が当たり前だった家の中で、甘やかすのはオレの役目だったのに。
 妹や弟に対してそうしていたように、叱るのも甘やかすのも自然にできる。
 けれど逆は、どう対処していいのか困惑してしまうのだ。
 たとえば実験で森永をこき使うのは平気なのに。それは仕事だと思うから。
 今夜のこれは、少し違う。
 森永は嬉しそうに笑っている。けれど俺ばかりに利がないか?こんな雨の夜に突然イチゴを買いに行けなんて、俺ならキレる。恋だの愛だの、それが対価だなんて、そんなあやふやなものは信用できない。見えないものに胡坐をかくと、いずれ歪が生まれて自滅する。実験も人間関係も同じだ。頭が固いと言われようがなんだろうが、なにか埋め合わせをしなければ落ち着かない。
「お前も食べろよ」
 そういっ
てイチゴを差し出すと、森永は面食らった顔をした。
 それでも一つぶ食べて、嬉しそうに笑った。その顔をみて、ようやくオレも落ち着けた。
 そうだ、俺一人で食べているから気が咎めるのだ。
 森永は俺が差し出すまま、次々にイチゴを食べた。しかしよく考えれば、このイチゴはオレのリクエストで森永が買ってきたものであって、はたしてこれで報いになるのか。
 そう思ったとき、突然イチゴごと指まで口に含まれた。
 驚いて逃げようとした手を掴まれる。
 指を口に含んだまま、森永がこちらを見つめてきた。
 やっぱてめえは下心ばっかりか、この色情魔っ。
 甘い顔を見せて油断させて、次の瞬間には襲い掛かってくるいつものやり口に苛立ちを込めて睨む。
 それでも動かなかったのは、指を舐められるくらいどうということもないと思ったからだ。
 動かない俺をみて、森永は改めて奥まで指を含み入れ、ゆっくりと口を動かした。
 酸味を帯びた甘い香りが鼻腔を擽る。
 生ぬるい口腔の中で、潰れたイチゴの果汁が纏わりつくのを感じていた。動く舌がひどくくすぐったくて、イヤでも体に震えが走る。いやらしく動く唇と、煽り立てるような森永の瞳を見ていられなくて、俺はぎこちなく視線を逸らした。
 思いつきのわがままと、その補填のバランスを考えていた。補填、償い。いや、対価といったほうが正しいのか。
 舌がねっとりと指の間に絡みつく。まだ、それほど嫌じゃない。ひどくくすぐったいだけで、嫌じゃない。
 不意に強引に腕を引き寄せられた。とっさに開いた手でテーブルの端に掴まる。森永との距離が近づいた。
 驚いた俺の表情を、奴は熱を帯びた瞳で見つめていた。一度離した指に今度は舌を伸ばし、ゆっくりと舐めあげる。
 ぴちゃりと恥ずかしいような音がした。指をしゃぶる動きは、セックスのときのそれを思い起させる。くすぐるような動きに、危うく声が漏れそうになる。必死で気を逸らそうと、戦慄く唇を引き結んで外の雨音に耳を傾けた。
 森永は長く俺の指を弄んだあと、ようやく解放した。
 俺は何でもないふりで、黙々と残りのイチゴを平らげることに専念した。
 意識してしまえば羞恥に襲われるだろうことは予想がついた。けれど、さっきまでの後ろめたいような気持ちは消えていた。
 この変態野郎の変態行為に付き合ってやったのだから当然だ。
 むしろオレのPayの方が多かったんじゃないかと、今更ながらむかむかしてくる。
「イチゴ、食えよ」
 森永はさっきから窺うようにこちらをみつめたままで、俺はむっとしたままぶっきらぼうに言った。
「さっきみたいに食べさせてくれます?」
 扇情的な眼差しで笑いを含んで言われて、とっさに顔が熱くなった。散々舐めしゃぶられた指にまざまざと感触がよみがえる。
 俺は森永を睨みつけた。この野郎、調子に乗るんじゃねえぞ。
 森永は笑って冗談めかしたふうにイチゴを一粒差し出してきた。
「これで許してください」
 ふいに悪戯心が胸をくすぐった。
 迷ったのは一瞬で、見返してやりたい気持ちの方が次の瞬間には勝った。
 森永がしたように、ぱくりと指ごと食べてやると、森永は目を丸くして固まった。
 口腔内の指先を舐めて、急いで顔をひっこめる。
 お前がしたみたいな変態行為なんかできるかっ。
 手の平で口を押えたまま、大急ぎでイチゴを租借して飲み下す。森永はまだ硬直したまま顔を紅潮させていて、なんだか勝ったような気がした。
「お、おまえ、明日もこき使うからなっ」
 そうする権利が俺にはある。
 
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コメント
すごい 言葉 運び が上手です
暴君は漫画は 以前 購入して bl は
それしか 持って ない けど
感想や SS とか 見つけて
ありがとう だわ
すごい才能
ラッキーでした
マリコ | 2014.04.20 17:37 | 編集
ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪ほめられたv

はじめまして!ご来店ありがとうございますv
これを期にぜひ暴君界にどっぷりはまってくださいナカ―(・∀・)人(・∀・)―マと誘い込んでみるw

私もネットで暴君の感想ブログを見つけたのがここら辺をうろつくきっかけでした。同じようにラッキーって思ったw
褒めてくれてありがとうvv
リンク先には、びっくりするほど文や絵が上手な人がたくさんいらっしゃいますよ!
ぜひ見ていらしてくださいv
黒猫dareka | 2014.04.22 20:58 | 編集
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