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SS なかなおりの仕方

2015.08.14 (Fri)
おはようございます!

ここのところ早起きなネコでございますァィ(。・Д・)ゞ


兄さんバースデイもあやふやに終わってしまった昨今

心を入れ替えて久方ぶりにssうぷって見ようと思いますァィ(。・Д・)ゞ


話し的に懐かしのギフトのしばらく後、くらいの話しかなぁとw


なんかまた喧嘩しているけどアレです。

お休みの日に一緒に出掛けようねvって言ってたのにすっかり忘れた兄さんが大学の予定入れちゃって、楽しみにしていた森永君がキレちゃって兄さんも意地になっちゃってるっていう感じで一つよろしく。





『なかなおりの仕方』



「てめえはしつっこい!」
「先輩こそオレの気持ちも考えてよ!」
「そういう女々しいのが気に入らないんだよ!」
 いつもなら穏やかな空気が流れているはずの日曜日のシェアハウス。
 怒鳴りつけてくる宗一に、森永も負けずに怒鳴った。
 どうやっても平行線の主張を繰り返して、言葉も尽きる。
 二人は無言で睨み合った。
 なんで先輩はこうなんだと、腹立たしさと同時にどうしようもないやり切れなさがこみ上げる。
 わかってるよ、恋愛なんか二の次のこういう人だって。だけど、ちょっとくらい、恋人らしくしてくれたっていいじゃないか。好きで好きでたまらないのは俺ばっかりだなんて。
 この話しは終わりだとばかりに宗一が顔を背けた。
「大学戻るんですか」
 その背中に向かって、思わず恨みがましく言っていた。
 宗一は森永を睨みつけて、上着を掴んだ。
 ちくりと胸に棘が刺さる。
このまま分かれたら、しこりが残るかもしれない。だけど今日ばかりは折れるものかと精一杯睨んで攻勢した。
宗一がバックを掴みながらちらりと腕時計を見た。
 シャツの袖から見えた時計に、瞬間、「……あ」と声を上げてしまった。
 怪訝そうに宗一が振り返る。
「その時計……してくれてるんですね」
 森永が誕生日にプレゼントした時計だった。ずっと渡せずにいて、先日ようやく渡すことのできたずっと前に買った時計。
 宗一もはっとした顔をして時計を見た。隠すように腕を押さえて、見る間に赤くなっていく。
「あ、あるもんは使うだろうがっ」
 精一杯睨みながら言って、ぷいと背を向けた。耳まで赤い。
「と、とにかく行くからなっ」
 ずかずかと音を立てて廊下を歩き玄関に出て行く。
 いつもよりわざとらしいくらい乱暴な歩き方で、背中に照れていると書いてあるのが見えるようだ。
 あーあ、だめだ。と思った。
 こんな小さなことで、嬉しくなってしまうなんて。
 怒る気力がいっぺんに霧散してしまった。しかめつらを保っていられず、あやふやに眉を下げ、それどころかニヤけそうになってしまう。
オレって簡単すぎないか。
 喧嘩の手前、単純に喜ぶのも悔しくてどっちつかずに眉をよせた。
「先輩の愛情は見えにくいんですよ」
悔し紛れに小声でぼやくと、玄関口にいた宗一が振り返って睨んできた。たぶん、背中を向けながらも、全身でこちらの動向をうかがっていたのだろう。
やっぱだめだ。
 意地を張るのも馬鹿らしくなって、笑ってしまった。
「見えにくいけど、ちゃんとありますもんね」
「うっさい!帰りは遅いからなっ」
 ばたんと玄関のドアが勢いよく閉った。
 意訳は、先に飯を食ってろ。そしてちゃんと帰ってくる。
「はいはいはい」
 森永は一人つぶやきながら苦笑いした。
 喧嘩は水に流して、夕飯は待っていよう。
 
 















喧嘩するほど仲が良いってね☆ъ(゚Д゚)
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